あの日の先生(単話)

2018.06.02 04:01:29

芸大の有志で開いた展覧会。蒼太が出品したのは、不倫の中で育った歪んだ感情が渦巻く最近の作品ではなかった。ただただ朱希子との再会を夢見て、あの日の先生のことだけを何度も想い、描いた初期のもの。かつて後輩の緑川を感動させた朱希子の絵だった。そこに、サングラスで顔を隠し、お忍びでやってくる朱希子。そして、蒼太の絵を見て涙する。青臭く稚拙な作品だが、そこには自分への純粋で一途な愛が溢れている──と。一方、蒼太は画廊のオーナーの口から、朱希子が展覧会に来ていたこと、彼女の夫が日本画の大家・大田黒吉則であることを聞く。衝撃の事実を反芻しながら、朱希子の身体を狂おしく求める蒼太。大田黒という大きな存在の前で自分がいかにちっぽけか、そんな無力感に責めさいなまれながら……。

おすすめコミック

まだまだオススメ!

人気ジャンル

人気作家

最新コミック

人気コミック